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ということで、去年ブレークしたIlona Mitreceyの"Noël que du bonheur"(PVはこちら)をどうぞ。とてもDANSABLEなクリスマスソングです。
といっても、これがまた入手が困難だったのです(以前、Amazon.frで注文したものの、結局、商品が仕入れられなかったとしてキャンセルされてしまいました。)。ところがです。これが最近入手可能になったのです。iTunes Store Japanで!
"Comme D'Habitude"は、"1,2,3 Soleiles"の最後を飾る楽曲です。お聞きになるとすぐにおわかりになると思いますが、これはメロディーはそのまんまあの"My Way"です。それが、歌い手とバックの演奏でアラブ風のRaïになる凄さ!、といいたいところですが、でもこの楽曲に関して言えば、なんだかんだ言って も"My Way"です。"My Way"のメロディーは強すぎます。
同じこの3人による"My Way"のカバーだと、Daiman (My Way)の方がさらにアラブっぽさが強調されていますが、でも、露骨に"My Way"です。
ただ、そういう抑圧されたマイノリティというのはしばしば芸術分野では高い評価を勝ち取っていきます。
例えば、「Raï」というマグレブ地方の伝統的音楽がフランスのPopsやRockと結びつき、どことなくエスニックで、それでいてどことなく軽快な音楽がフランスでは既に一大分野を築いています。その「Raï」の貴公子といわれているのが、Faudelです。
同じく「Raï」の巨匠であるRachid Tahaもそうであるとおり、Faudelもまた、アラブ色の強い楽曲と、Pop・Rock色の強い楽曲とを適度に使い分けます。今週のフランスシングル チャートで1位を獲得した"Mon Pays"はPop色の強い楽曲で、言われないと「Raï」とは気がつかないかなあとすら思えてしまいます。
アニメファンには「Shion a demandé à la lune」で使われている音楽ということで知られているかも知れませんが、オリジナルのPVはアニメではありません。
(私は月に訊いてみた。太陽はそのことを知らない)J'ai demandé à la lune
Et le soleil ne le sait pas
で始まる歌詞も神秘的ですが、何度も繰り返すAメロも何となく神秘的です。
また、PVに出てくる女の子が、最初は赤ん坊だったのが、徐々に大きくなり、最後にはコーラスに参加してしまえるまでになるというのも、何となく雄大な構想っぽくてよいです。
Ilonaは、昨年"Un Monde Parfait"(こちらでPVが見れます。)で大ブレーク(フランスシングルチャート16週連続1位!)した1993年生まれのシンガーです。また、ジャケットの絵はもちろん、PVもほぼ全編アニメということでも有名だったりします。
ところで、このIlonaの"Un Monde Parfait" (直訳すると「完全な世界」)は、日本では、「ときめき☆アーモンドパフェ」という邦題で売り出されたのだそうです。正直、ユニバーサルの担当者のセンスを疑うところです。
Amelは、"Nouvelle Star 2"では準優勝に終わったのですが、昨年リリースしたシングル"Ma Philosophie" (30秒分のPVがこちらで視聴できます。)は、大ヒットしました(internet radioでも、何度もかかっていました。)。
"Viser la Lune"で始まるさびの部分も雄大で素晴らしいですが、R&B向きの声と相まって、Aメロ部分から十分に聴かせます。
また、" Je n'ai qu'une philosophie/Être acceptée comme je suis"(私には一つの哲学しかない。あるがままに受け止められるということ。)で始まる、Amel自身が作詞した歌詞もなかなかに素晴らしく、才能を感じさせます。
なお、このPhilippe Katerineさんですが、1968年生まれ、ということで私と同い年です……。
「マグダラのマリア」(というか、そのスペイン語表記である"María Magdalena" を歌ったのが、Jessica Marquezの"Maria Magdalena" です(30秒分のPVがここで視聴できます。)。
ラテン系のリズムに、特にさびの部分のコーラスの美しさ、そして、いつまでもループし続けるのではないかという「この木何の木気になる木」的な輪廻感がとても印象的な楽曲です。
インターネットラジオの"Les Tube du Monde" だと放送される可能性が高いので、機会があったらフルで聞いてみて下さい。
"Star Academy 3"の優勝者は、Elodie Frégéです。
そのElodieが2004年に発表したシングル"Je Te Dis
Non"がいかにもフランスらしい哀愁の漂うメロディで、とても素晴らしいです。Priscillaがリズム重視の現代型フレンチポップならば、
Elodieは哀愁重視の往年のシャンソンという感じで、対比をして聞くといとをかしです。
PVがやはりテレビ局のサイトにアップロードされていますが、PVまで古めかしく作っているあたりが、スタッフのこだわりを感じさせます。
とにかく、PVだけでも、一聴の価値があります。